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zoom RSS 寒波〜

<<   作成日時 : 2010/01/14 00:20   >>

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シリウスとM41 ここ数日の、小口径での「観測」や上を目指さない星見への批判に対する議論をしながら、昔やらかした失敗のことを思い出していました。

 以前何度かお話しましたが、とある観望会で「望遠鏡を買ってしまいました」と話しかけてきた奥様を、「なんでそんな無駄なことをするの。生半可な姿勢で望遠鏡覗いたって、月と土星見たら倉庫にしまわれるのがオチです」ってきびしく問い詰めたことがありました。実はこの持論は、当時のアマ天界の主流意見の受け売りでした。
 ところが、その奥さんが反撃してきたんです。「私は、好きな時間に好きなだけ土星や月が見られればそれだけでしあわせなんです!」ってね。
 わたしはそこで、はじめて目が覚め、自分の浅はかさを死ぬほど恥ました。
 星を見ることは、観測ばかりが役に立つことではない。星には人を癒す力があるのに、それを否定するのは知ったかぶり星屋の許されざる横暴にすぎないってことに、やっと気がついた瞬間でした。

 アポロが月に降り立った時「月は地上から観測する対象ではなくなった」と言われ妙に納得したり、ボイジャーが鮮明な外惑星の画像を世界に送りつけたとき「これで惑星のスケッチの意味はなくなった」といった論評が天文界を席巻したり、思えば今小接近中の火星のごとく、星屋の心もジグザグ揺れ惑って今日に至っているようです。

 写真はお楽しみで撮ってみたシリウスとM41散開星団。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
その奥様もきっと幼い頃からの天文少女だったのでしょう。でも、生活に追われ贅沢な買い物は長い間あきらめていたのではないでしょうか。ようやく自分の楽しみのための時間ができ、天体望遠鏡を購入する機会に恵まれ、観望会へ参加して、望遠鏡を手に入れた喜びをやぬしさんに語ったのでしょう。

鈴木壽壽子さんだって火星の観測をするために望遠鏡を買ったのではなかったのです。「口径6センチでは火星面の観測は高望み」とご本人自ら書かれています。ただ、ご本人は観測とは思っていなかった記録も、その観測態度が科学的だったために後日貴重な観測記録として認められたということですね。どんな機材やどんな対象についても、「こんなものは観測にならない」と言うのは暴論でしょう。

ところで、「レジスタックスのルール」ってどんな事ですか。
かすてん
2010/01/14 08:11
かすてんさん、こんばんは
そうなんですよね。ただ楽しみでやっていることでも、例えばそこにスケッチや感想や時間を入れておくことで、なにか役にたつ(たちやすくなる)ことにをい知らせしておくことも大事な天文普及活動だと思います。観測ということで考えれば、きっとどこかには境目があるとは思いますが、ここ以下は役に立たないなんてことはちょっと言えないのではないでしょうか?。

レジスタックスのルール。詳しくは分かりませんが、例えば“発生”した情報が現象を正しく反映しているかどうかはきちんと検証しなければならないとか、捏造はけしてしてはならないとか、常識と言えば常識なんですが、その持っている能力ゆえのルールですね。裏を返せば鵜呑みは禁物ということかもしれませんね。
やぬし
2010/01/14 20:38

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